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ヤマダ電機で3DプリンターCubeが買える

な、なんと、3Dプリンターがついにヤマダ電機で販売される!これまでだと、米国の3D Systems社からの並行輸入等、入手には非常にハードルが高かったが、これにより、町のヤマダ電機で気軽にその日のうちに3Dプリンターが買えるようになるかもしれない。ヤマダ電機は、Cubeだけではなく、スリーディー・システムズ製の3Dプリンターとして、ProJet等の店舗における販売も開始する。販売開始時期は8月上旬。
今回の取り組みにおいては、イグアス社がスリーディー・システムズの販売代理店として3Dプリンタをヤマダ電機に提供すると共に、グループ会社のJBサービスで保守サービスも行う。個人向け製品に関して、最初はパイロット店舗として「LABI1日本総本店池袋」で8月上旬より販売を開始してから、販売状況により順次全国に展開する。また店舗での造形サービスも実施するらしい。デモというやつでしょうか。
日本国内のCube販売におてい、何かと目にするイグアス社だが、今回はヤマダ電機への商品供給も行うらしい。で、肝心の、4月に発表したコンシューマー向けにCubeを販売するサービスはどうなったのか?イグアス社に問い合わせてみると、現時点注文すると、商品の到着は1か月以上先の8月下旬らしい。なんでそんなに時間がかかるのか?と問い合わせたところ、Cube自体の本体の在庫は確保できているが、フィラメントの在庫が確保できていないとのことで、その結果本体の発送自体も一か月以上先に伸びてしまうとのことだ。とか言いながら、ヤマダ電機に商品供給を行う等、いったい在庫はあるのかないのか?どの商流で売りたいのか、全くよくわからない。3Dプリンターバブルに乗っかりたいのも理解できるが、もう少しお客様の事を考えた販売戦略等を整理した方がいいのではないだろうか?今からイグアスに直接注文しても、8月中旬に届くかどうかは全く不明。場合によっては、9月10月になることも。でも、一方ではイグアスはヤマダ電機に商品を供給?いったいどこで買えばいいのだろうか?

キーエンスのAGILISTA-3100

キーエンスという会社の名前は聞いた事があると思いますが、何を扱っている会社かご存知ですか?キーエンスと聞くと、社員の平均年収が1,300万円とか、高収益企業とか、工場を持たないファブレス経営等が有名かもしれない。そんなキーエンスが今年の5月8日に行った決算発表では、5年ぶりに過去最高益を更新したことを発表し、株価の上昇に弾みを付けた。5月16日には10年来の高値を記録して、併せて6月18日には、3Dプリンターの発売を開始した。
キーエンスが販売する製品には、高評価な製品が多いが、そんなキーエンスが発売する3Dプリンターとなると注目度も高いだろう。今回キーエンスが発売する3DプリンターはAGILISTA-3100。アジリスタと発音するらしい。価格は問い合わせないと分からないようだが、おそらく380万円程度かと思われる。380万円という値段を高いとみるか、安いとみるか。カテゴリー的には、3D Systems社の「ProJet 3500」シリーズに近いか。積層ピッチは15μm。付属のソフトウェア「Modeling Studio」で簡単に出力設定が可能。またこのソフトには、STL変換時に発生する欠損データを自動補正できるなどの機能も備わっている。
あのキーエンスが発売する3Dプリンターということで、業界大注目。個人的には、ホームユースの3Dプリンター市場に参入してほしい。formlabsが発売を予定しているFORM1あたりのカテゴリー商品を低価格でキーエンスが出して来れば、日本の3Dプリンター市場は、また一歩大きく前進するのではないだろうか。

3Dプリンター活用研究会が発足

大阪商工会議所ってご存知ですか? 略称:大商(だいしょう)は、主に大阪市内に事業所をおく企業/団体で運営されている商工会議所である。しかし大阪市内だけではなく、関西を代表する経済団体として機能している。そんな大阪商工会議所は、今回近畿圏の商工会議所と共同で「3Dプリンター活用研究会」の発足を発表した。3Dプリンター活用研究会とは一体何か?3Dプリンターを活用して中小企業の国際競争力強化を目指すらしい。
今回の取り組みは、大阪だけではなく、参加メンバーは、近畿商工会議所連合会(福井県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県の71の商工会議所で構成される。8月22日には第1回研究会を開催するもよう。そこでは同研究会の設立の趣旨説明や講演などが行われる。「3Dプリンター活用研究会」とはその名前の通りだが、やはり話題先行の3Dプリンターを取り巻く市場を表しているのではないだろうか。とはいえ、こういう取組の中から、新たな3Dプリンティング市場が形成されることを期待している。

3Dプリンター「UP Plus 2」をブルレーが販売

米ブルレーの日本支社が、中国Delta Micro Factory corporation社製の卓上型3Dプリンター「UP Plus 2」を、7月下旬から日本国内で発売すると発表した。価格は19万9800円。フィラメントは、700g×2巻で10,800円。PLA/ABS樹脂両方に対応する熱溶解式(FDM)の3Dプリンター。製作時のプリンターパッドの位置調整を付属のソフトウェアで自動調整することが可能。
・最大印刷領域:140(幅)×140(奥)×135(高さ)ミリ。
・積層ピッチ:0.15~0.4ミリ。
・本体サイズ:245(幅)×260(奥)×350(高さ)ミリ。
・重量:約5キロ。

ブルレー日本法人がMakerbot Replicatorの取り扱い開始のニュースを先日当サイトでもお伝えしたが、今回は新たにラインナップにUp Plus2が追加された。ブルレー日本法人のホームページを見ると、その他にも多くの3Dプリンターを取り扱っており、現時点では、
MakerBot Replicator 2
MakerBot Replicator 2X
・Cubify Cube
・Cubify CubeX
・Printrbot
・Type A Machines
・UP Plus 2
・UP mini
となっている。同様の国内取扱い企業としては、イグアス、武藤工業、等があるが、ラインナップ的には、ブルレー社が一歩リードした感じだろうか。ただ、3Dプリンターは現状世界的に品薄傾向であり、国内の取り扱い企業も、販売の発表はしているが、実際には在庫の確保に苦労しているようである。国内の代理店から購入するに際しては、納品期間/本体価格/フィラメント価格/アフターサポート/保障/日本語の付属マニュアル、等を総合して判断するのがよさそうだ。

Cube3Dプリンターでの失敗

※この投稿は、3D CAD DATA.COMユーザーのKozyさんからの寄稿です。
いくつか出力できるようになって、3Dプリンターの楽しさが分かってきた。出力に時間がかかるのは仕方ないが、出来上がった時の感動と、またそれを実際の日常生活上で使えた時の感動はこれまで経験したことのないものだ。夜中寝ている間や、外出している間に出力を開始して、朝起きたら、帰宅したら完成というような毎日。ただ、最近やたら出力に失敗するようになった。途中まではうまくいくのだが、途中で写真のようにばらけてしまう。データのせいなのか、フィラメントのせいなのか?以前同じデータを出力した時はうまくいったのに、今回は何度ためしてもうまくいかない。。。Z-Gap等の調整も何度も行ったがダメ。ここ最近梅雨も明けて急に暑くなってきたから、フィラメントの状態が良くないのか?何を試してもうまくいかないので、再度Cubeのマニュアルを読んでいたら、

Operating Environment
• Room Temperature: 16-29° C (60 – 85° F)
• Nozzle- 280°C (536°F)
• Print Pad- 66-77° C (150-170°F)
• Non-condensing Relative Humidity: 5% – 25%

とか書いていた。その下に、プリンターの左右と背面は、壁等から20.3センチ以上離して設置するように、みたいな図が記載されていた。そういえばうまくいっていた時は、部屋の真ん中に設置していたが、色々動作の音がうるさいので、トイレの前の通路に設置してプリントアウトするようになった。たしかそのタイミングから失敗し続けていたような。。。

再度部屋の真ん中に壁から離して設置して出力をためすと、うまくいった。確証はないが、でもやっぱりこれが原因だったのかな?
この原因をつかむまでに、相当量のフィラメントを無駄にしてしまいました。。Cubeのフィラメントはとても高いのに。。。

関西にも3Dフィギュア制作スタジオがオープン

東京ではomote3D写真館等がオープンするなど、3Dフィギュアを制作する写真スタジオのオープンが相次いでいるが、ついにその波は東京を超えて、関西にも進出した。この心斎橋にオープンした「心斎橋Dスタ」の特徴は、スキャニング時間が2分間という超短時間。スキャニングしてもらうために、数十分、同じポーズをとりっぱなしというのは確かにつらい。ただ、2分でスキャニングできるとは、どのようなスキャナーを使っているのだろうか?スタジオ特注のスキャナーな訳はないし。また製品価格は1体あたり3万7000円かららしく「競合他社よりも20%程度安い」そうだ。ただ、3万7000円カラという“カラ”には要注意。今後数年以内に、同社は今後1年~2年をめどに、撮影時間30秒、製品価格1万円台を目指してサービス改良を行っていくらしいが、目指すと実現は別物。1万円台でも、まだ割高感はいなめない。やはり目指すは、プリクラ感覚で高くても1000円くらいでフィギュアが作れるようになれば、本当の意味での市場に受け入れられたということになるだろう。

パリコレに3Dプリンティングシューズが登場

ファッション領域における3Dプリンティング技術の活用は、すでにいくつかの事例があるが、今回パリコレに3Dプリンターで作成したシューズが登場した。
Iris Van Herpen(イリス・ヴァン・ヘルペン)をご存知だろうか?Iris Van Herpenは、オランダ人デザイナー、イリス・ヴァン・ヘルぺン氏が手掛けるファッションブランド。伝統的な技法と革新的な技術や素材を融合させたコンセプトで近未来的なデザインが特徴的なファッションブランド。Iris Van Herpen氏は29歳という若く将来を嘱望されているデザイナー。そんな彼女が3Dプリンティング技術に注目したのは自然な流れかもしれない。イリス・ヴァン・ヘルペン氏は、MITとストラタシスとのコラボで過去にドレスを制作している。今回の作品は、マルチマテリアルObjet Connex 3Dプリンタと、Objet Eden 3Dプリンタを利用して制作された。
ついにパリコレにまで進出した3Dプリンティング。これからの様々な市場や生活シーンへの浸透が非常に楽しみでもある。

Cubify Softwareの出力エラー

※この投稿は、3D CAD DATA.COMユーザーのKozyさんからの寄稿です。
STLファイルを作成して早速Cubeで出力しようと、Cubify Softwareに読み込んで、出力前調整を行う。大きさの調整等を行って、いざ出力。「Build」ボタンを押すと、「Error creating supports:りんご.stl」と表示された。読み込んだSTLデータに不具合があったのか、Cubify Software上で何かの設定が必要なのか?色々試してみるが解決しない。ためしに、他のファイルを読み込んで出力したらうまくいった。うーん、何が違うのか?データ容量とか、解像度とか?こんな時はGoogle先生でいろいろ調べたら、どうやらstlのファイル名が日本語だったのが原因のようだ。たしかに、「りんご.stl」を、「ringo.stl」にリネームしたらうまくいった。とりあえずデータの問題ではなく一安心。
みなさんもファイル名には注意しましょう。

日本製の3Dプリンター:SCOOVO(スクーボ)C170

株式会社オープンキューブが国産の3Dプリンター「SCOOVO C170」の発売を発表した。オープンキューブ社というと、ポイントサイトのお財布.com等のインターネットサービスを提供する会社をご存知の方も多いかと思うが、今回のオープンキューブ社は、全くの別会社で2008年7月に設立された3次元工作機器の企画製造販売を行う会社。国産3Dプリンターといえば、ホットプロシードやルナヴァースト等がこれまでは有名であったが、今後このような国産メーカーのさらなる参入を期待したい。
積層ピッチ100μ(0.1mm)、最大造形サイズは175×150×150㎜(高さ×幅×奥行き)となっており、気になる価格は¥税込189,000円となっている。価格帯的には、Cube等と競合する物となる。国産プリンターのうれしいところとしては、日本語ソフトウェアと日本語マニュアル、アフターサポート等ではないだろうか。まだ不安定な市場であるだけに、故障や分からない事等が日本語のサポートで受けれることは評価したい。
SCOOVOは非加熱式ベッドを採用しており、低消費電力もうりにしている。利用可能なフィラメントはPLA。日本語のソフトウェア「SCOOVO Studio」と日本語の取扱説明書が付属。オープンキューブ社のスタッフによって設計され、国内の製造工場で生産されている。また、1年間無償サポートは他社メーカーと比較してもうれしいサービスだ。
・価格:税込¥189,000
・フィラメント:純正PLA。1kgロール税込¥4,200
・発売予定日:2013年7月29日
・販売店:オープンキューブ オンラインストア http://www.open-cube.co.jp/store
*オンラインストアの公開開始は7月19日予定。

Cube 3Dプリンター:アクティベイトできない

※この投稿は、3D CAD DATA.COMユーザーのひらちゃんからの寄稿です。
到着したCubeは、梱包の段ボールの大きさのわりには、本体は以外と小さくて軽い。開けてみると丁寧に梱包されており、箱はApple製品のようなテイスト。中身を一式確認。マニュアル等に日本語の記載は一切ないが、なんとなくわかる。まずはCubefy.comでプリンターのアクティベーションを行う必要があるようだ。
ここでつまづいた。ログイン後、Activate my Cube というページがあるので、そこで3Dプリンター本体に貼られているシールに記載されていたシリアルナンバーを入力。だが、なんと「The device is already activated.」と表示される。そんなはずはない。だって今箱から出して、初めてこのシリアルナンバーをActivateページのフォームで入力したばかりだから。何度試しても同様。もしかして、このプリンターは、初期不良か何かで返品された物で、以前誰かが使っていたが、返品された物を再出荷しているのでは?とか疑いたくなってきた。よく見ると、新品のわりには、若干汚れているように見えるし、プリントヘッドのフィラメントがにゅるにゅると出てくる穴には、フィラメントがちょろっとくっついている。これは出荷前のテストの残りカスなのかな?何度試してもうまくいかないので、Cubeにメールで問い合わせ。
すると、「シリアルナンバー教えて」との連絡がきたので、シリアルナンバーを連絡。
すると、
「Please try to activate it online now. There was an issue that has been corrected.」
との返事が。なんだかよくわからないが、何か問題があったようで再度アクティベイトしてと。
再度試すと成功しました。いったいなんだったんだろう。。。