持ち運び可能な小型軽量プリンターBukito

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3Dプリンター市場がにぎわうにつれて、まずは3Dプリンターのハードウェア市場から盛り上がりが始まっている。アメリカの様々なベンチャー企業が、KickstarterやIndieGogo等で資金を集め、様々なコンセプトの3Dプリンターの開発が発表されている。まずは低価格化ということで、Bucaner等が大きな注目を集めたが、価格の次の差別化として、次はサイズを売りにした3Dプリンターが登場した。Kickstarterで注目を集めている持ち運びのできる小型3Dプリンター「Bukito」である。本体サイズは125mm×150mm×125mmで、手軽に持ち運ぶ事ができる。Cube3Dプリンターも比較的小型で、片手で持ち運びが可能だが、それよりも小さくて軽いサイズだ。まだ製品化されていないので、プロトタイプのスペックで0.3mmレイヤー。素材はポリ乳酸やABS樹脂やナイロンなどが使え、フィラメントは標準的な1.75mm。3Dプリンターが小型なのはうれしいが、現時点の市場性において、小さくて持ち運びができることがどれだけ重要かは分からない。市場が成熟してきたら、小型化というのは一つの差別化になるかもしれないが、現時点におていは、よほど大きいサイズでない限り、造形サイズや、積層ピッチ、フィラメント等のコストパフォーマンスの方が重要視されるのではないだろうか。これら全てが満たされて、尚且つ、小さくて軽いとなると、大きな支持をえるのかもしれない。

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