カテゴリー別アーカイブ: 3Dプリンター 家庭用

ここ近年の3Dプリンターブームは、なんといっても十数万円で購入することが可能となった家庭用の3Dプリンターの登場にあります。手ごろな価格帯や、机の上におけるデスクトップサイズであったり、比較的安価に手に入るフィラメント等の材料等、近年の技術革新や市場の成長には著しい物があります。数年後には、一家に一台3Dプリンターの時代が来るかも。

日本製の3Dプリンター:SCOOVO(スクーボ)C170

株式会社オープンキューブが国産の3Dプリンター「SCOOVO C170」の発売を発表した。オープンキューブ社というと、ポイントサイトのお財布.com等のインターネットサービスを提供する会社をご存知の方も多いかと思うが、今回のオープンキューブ社は、全くの別会社で2008年7月に設立された3次元工作機器の企画製造販売を行う会社。国産3Dプリンターといえば、ホットプロシードやルナヴァースト等がこれまでは有名であったが、今後このような国産メーカーのさらなる参入を期待したい。
積層ピッチ100μ(0.1mm)、最大造形サイズは175×150×150㎜(高さ×幅×奥行き)となっており、気になる価格は¥税込189,000円となっている。価格帯的には、Cube等と競合する物となる。国産プリンターのうれしいところとしては、日本語ソフトウェアと日本語マニュアル、アフターサポート等ではないだろうか。まだ不安定な市場であるだけに、故障や分からない事等が日本語のサポートで受けれることは評価したい。
SCOOVOは非加熱式ベッドを採用しており、低消費電力もうりにしている。利用可能なフィラメントはPLA。日本語のソフトウェア「SCOOVO Studio」と日本語の取扱説明書が付属。オープンキューブ社のスタッフによって設計され、国内の製造工場で生産されている。また、1年間無償サポートは他社メーカーと比較してもうれしいサービスだ。
・価格:税込¥189,000
・フィラメント:純正PLA。1kgロール税込¥4,200
・発売予定日:2013年7月29日
・販売店:オープンキューブ オンラインストア http://www.open-cube.co.jp/store
*オンラインストアの公開開始は7月19日予定。

14万円台の国産3Dプリンター「CellP」

燃料の販売/配達やインターネットプロバイダ事業、デジタルコンテンツ事業を行う岡田商店は、6月12日、14万円台の3Dプリンター「CellP 3Dプリンター組立キット」の受注開始を発表した。「CellP」とは、CellP projectのメンバーが開発を進めるオープンソースのRepRapプロジェクトから派生した3Dプリンター。CellPはオープンソースの3Dプリンター。

・積層ピッチ:0.1mm
・プリント可能最大エリア:横200mm×奥行き180mm×高さ180mm
・本体サイズ:幅400mm×奥行き400mm×高さ418mm(電源ユニット部分を除く)
キットを組立てた完成形で発送する「CellP 組立調整サービス」を3万5000円で提供している。
本体価格は14万7000円だが、6月25日までに注文された先着50セットは9万8000円で販売される。

Kickstarterに247ドルの3Dプリンタが登場

以前から噂されていた、Pirate3D Buccaneerが、ついにKickstarterに登場した。正規の販売価格は347ドル(日本円で約3万5千円)だが、キックスターターでの最初の350名の支援者は、247ドル(日本円で約2万5千円)での購入が可能。これまで他のメディア等でも取り上げられているように、出力できる作品のクオリティに疑問の声もあるが、最新の3Dプリンタが2万5千円で購入できるのであれば、ありなのではないだろうか。デザインも洗練されており、まずは3Dプリンティングを試してみたいという初心者むけには最適な商品かもしれない。

6月2日時点で既に1185人の支援者から、$449,356(4,500万円)の支援金を集めていることからも、非常に注目の高い製品となっている。

Replicator2Xが日本国内で販売

米ブルレーインク日本支社は5月29日、米国Makerbot社のデスクトップ型3Dプリンターの新モデル「Replicator2X」を6月から日本国内で販売することを発表しました。価格は32万5,800円(税込)。ブルレー(BRULÉ)日本支社は、国内での入手が困難な海外の最新商品等を、海外の各メーカーとの直接取引により確保して、日本国内での販売を行っており、BRULÉ保証やBRULÉサポート等のサービスも提供しています。
価格
Makerbot Replicator2:26万4,800円(税込)
Makerbot Replicator2X:32万5,800円(税込)


http://store.makerbot.com/から直接購入した場合の価格ですが、
Makerbot Replicator2:$2,199
Makerbot Replicator2X:$2,799
となっており、現在の為替相場だと日本円で、
Makerbot Replicator2:$2,199.00≒22万1,360円
Makerbot Replicator2X:$2,799.00≒28万1,760円
となり、差額は約4万4,000円になりますが、英語での購入(サイト上でのフォーム入力)の手間や、アフターサポート等を考慮すると、高くない金額になります。その他、個人輸入の場合は、
・送料:1万円程度
・輸送保険
・関税
・消費税(消費税4%+地方消費税1%)
・税関手数料
等もかかります。

また、Makerbot Replicatorの日本国内での取り扱いとしては、日本バイナリー社も有名ですが、こちらの場合は、
・Replicator2X:485,000円
※材料ABS-樹脂(赤及び黒)-各1巻(450g)を含む。
Replicator2:382,000円
※材料PLA-樹脂(ナチュラル透明)1巻(450g)を含む。
送料は3,000円
となっています。日本語マニュアルや、アフターサポート、付属品、保障内容等の違いにより、値段だけで判断するよりは、利用用途等に合わせて総合的に判断する方がよさそうです。