カテゴリー別アーカイブ: 3Dプリンター トラブル

3Dプリンターを購入すると、様々なトラブルに見舞われます。そんなトラブルや解決法等を紹介。

CubeでFilament Flow Failと表示された時の対応

家庭用3Dプリンターでよく起こるトラブルの一つとして、フィラメント詰まりがある。これは熱融解式の3Dプリンターならではのトラブルだ。CubeだとFilament Flow Failと表示されてフィラメントが送り出されないようになる。この時、フィラメントを送り出すローターは回転しているのだが、ホットノズルの中でフィラメントが詰まってしまったりして、フィラメントが文字通りFlow状態になり、「コンコンコン」とローターが空回りする音がする。この場合の対応としては、3D Systemsのサイトで動画で対処方が説明されている。

対処方としては、Load Cartridgeメニューから、通常通りの作業に入る。フィラメントを引き抜いてください、のメッセージが表示されるときに、ローターが逆に回りだし、フィラメントを上部に押し出そうとする。ローターの回転の向きを確認するためにも、プリンターヘッダーのカバーは、この時外しておくと作業がしやすい。この時にフィラメントがホットノズルの中に詰まっていると、上部に押し出す時にもフィラメントがローターの力だけでは引っ張り出せなく、コンコンコンのいつもの空回りの音がする。この時に、ローターの押し出す回転をサポートしてあげる意味で、フィラメントを上部に引っこ抜くように手で引っ張ってあげる。場合によってはペンチ等でフィラメントをはさんで引き抜いてもよいだろう。ただ、この時にあまりにも力強く引くと、フィラメントが切れてしまう場合がある。もしホットノズルの中にフィラメントが残ったまま切れてしまったら、ロードカートリッジメニューのフィラメントFeed時にホットノズルが熱せられるので、Cubeに付属しているピンでホットノズル内のフィラメントを押し出してあげれば解決する。ただこのピンによるフィラメントの押し出しはコツが必要なので、なれるまでには時間がかかるかもしれない。

SCOOVO(スクーボ)の不具合とカスタマーサポート

国産の低価格3DプリンターSCOOVO(スクーボ)が発売されましたが、不具合等のトラブル、カスタマーサポート対応等の点で若干炎上しているようです。
ここまでの経緯は、
・7月8日に、7月19日公開の「オープンキューブオンラインストア」にて7月29日から18万9千円で販売することを発表。
・オンラインストアの公開日を8月5日に、発売日も8月14日に延期。
・初期生産分/2次生産分もサイトオープン30分で完売。
・初年度2,500台、2年目は4,500台の販売を目指す。
と、当初出だしは好調に見えたものの、実際に販売がはじまりユーザーの手に届くと、いくつかの不具合が発生しているようです。不具合の内容としては、フィラメント詰まりが多い感じでしょうか。

http://microcraft.blog.fc2.com/blog-entry-64.html
http://3dsco.hateblo.jp/entry/2013/08/24/231203
http://ameblo.jp/beheive777/entry-11596523239.html
https://www.facebook.com/opencube.japan?filter=2

製品自体の不具合以外にも、カスタマーサポート等の点でもいろいろ指摘されているようですが、期待値が高かっただけに、不具合が発生したり、カスタマーサポートからの返答がなかったりすると炎上してしまうのかもしれません。3Dプリンティング市場自体まだ黎明期であるため、製品自体の性能と併せて、カスタマーサポートは非常に重要なのかもしれない。Cubeのカスタマーサポートも、片言の英語で問い合わせてもすぐに返答が来るあたりは、その辺を意識しているのかもしれない。オープンキューブさんには、なんとかこのビジネス立ち上げを乗り切ってもらって、日本国内の3Dプリンティング市場を盛り上げていただきたいので、陰ながら応援してます。

Cube3Dプリンターでの失敗

※この投稿は、3D CAD DATA.COMユーザーのKozyさんからの寄稿です。
いくつか出力できるようになって、3Dプリンターの楽しさが分かってきた。出力に時間がかかるのは仕方ないが、出来上がった時の感動と、またそれを実際の日常生活上で使えた時の感動はこれまで経験したことのないものだ。夜中寝ている間や、外出している間に出力を開始して、朝起きたら、帰宅したら完成というような毎日。ただ、最近やたら出力に失敗するようになった。途中まではうまくいくのだが、途中で写真のようにばらけてしまう。データのせいなのか、フィラメントのせいなのか?以前同じデータを出力した時はうまくいったのに、今回は何度ためしてもうまくいかない。。。Z-Gap等の調整も何度も行ったがダメ。ここ最近梅雨も明けて急に暑くなってきたから、フィラメントの状態が良くないのか?何を試してもうまくいかないので、再度Cubeのマニュアルを読んでいたら、

Operating Environment
• Room Temperature: 16-29° C (60 – 85° F)
• Nozzle- 280°C (536°F)
• Print Pad- 66-77° C (150-170°F)
• Non-condensing Relative Humidity: 5% – 25%

とか書いていた。その下に、プリンターの左右と背面は、壁等から20.3センチ以上離して設置するように、みたいな図が記載されていた。そういえばうまくいっていた時は、部屋の真ん中に設置していたが、色々動作の音がうるさいので、トイレの前の通路に設置してプリントアウトするようになった。たしかそのタイミングから失敗し続けていたような。。。

再度部屋の真ん中に壁から離して設置して出力をためすと、うまくいった。確証はないが、でもやっぱりこれが原因だったのかな?
この原因をつかむまでに、相当量のフィラメントを無駄にしてしまいました。。Cubeのフィラメントはとても高いのに。。。

Cubify Softwareの出力エラー

※この投稿は、3D CAD DATA.COMユーザーのKozyさんからの寄稿です。
STLファイルを作成して早速Cubeで出力しようと、Cubify Softwareに読み込んで、出力前調整を行う。大きさの調整等を行って、いざ出力。「Build」ボタンを押すと、「Error creating supports:りんご.stl」と表示された。読み込んだSTLデータに不具合があったのか、Cubify Software上で何かの設定が必要なのか?色々試してみるが解決しない。ためしに、他のファイルを読み込んで出力したらうまくいった。うーん、何が違うのか?データ容量とか、解像度とか?こんな時はGoogle先生でいろいろ調べたら、どうやらstlのファイル名が日本語だったのが原因のようだ。たしかに、「りんご.stl」を、「ringo.stl」にリネームしたらうまくいった。とりあえずデータの問題ではなく一安心。
みなさんもファイル名には注意しましょう。

Cube 3Dプリンター:アクティベイトできない

※この投稿は、3D CAD DATA.COMユーザーのひらちゃんからの寄稿です。
到着したCubeは、梱包の段ボールの大きさのわりには、本体は以外と小さくて軽い。開けてみると丁寧に梱包されており、箱はApple製品のようなテイスト。中身を一式確認。マニュアル等に日本語の記載は一切ないが、なんとなくわかる。まずはCubefy.comでプリンターのアクティベーションを行う必要があるようだ。
ここでつまづいた。ログイン後、Activate my Cube というページがあるので、そこで3Dプリンター本体に貼られているシールに記載されていたシリアルナンバーを入力。だが、なんと「The device is already activated.」と表示される。そんなはずはない。だって今箱から出して、初めてこのシリアルナンバーをActivateページのフォームで入力したばかりだから。何度試しても同様。もしかして、このプリンターは、初期不良か何かで返品された物で、以前誰かが使っていたが、返品された物を再出荷しているのでは?とか疑いたくなってきた。よく見ると、新品のわりには、若干汚れているように見えるし、プリントヘッドのフィラメントがにゅるにゅると出てくる穴には、フィラメントがちょろっとくっついている。これは出荷前のテストの残りカスなのかな?何度試してもうまくいかないので、Cubeにメールで問い合わせ。
すると、「シリアルナンバー教えて」との連絡がきたので、シリアルナンバーを連絡。
すると、
「Please try to activate it online now. There was an issue that has been corrected.」
との返事が。なんだかよくわからないが、何か問題があったようで再度アクティベイトしてと。
再度試すと成功しました。いったいなんだったんだろう。。。