武藤工業が3Dプリンター出力サービスを開始

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4月に、イグアス社と同じタイミングで3Dプリンターの輸入販売業務を行う事を発表した武藤工業(MUTOH)が3Dプリンターを使用した出力サービスの事業化を発表した。武藤工業は3Dシステムズ社のCubeXの輸入販売を行うことは今年の4月に発表し、6月から販売しているもよう。CubeXのカートリッジは、18,000円/1Kg。馬鹿高い。で、その武藤工業が開始する3Dプリンター出力サービスは、最近DMMやRinkakが始めた、Shapewaysのビジネスモデルをまねたサービスモデルに近いかもしれない。販売代理店として取り扱っている、米3Dシステムズ社の「プロジェット3500」「プロジェット660」を用いて出力サービスを請け負う。対象顧客は、一般の個人ユーザーというよりは、建築や製造業、医療分野などの法人がターゲットになっているようだ。その点は、DMMやRinkakとは異なるかもしれない。
出力価格は、オブジェクトの大きさやデータの修正の有無により異なるが、データ修正のないフィギュアであれば3万円程度とのこと。フィギュアの出力だけで3万円というのは、個人ユースとしては、かなりのはハードルの高さかもしれない。やはりこの領域のブレイクスルーは、発注/受領の簡便化と、価格の低価格化がポイントかもしれない。3万円では個人はまず依頼しないだろう。数千円で出力できるビジネスモデルを構築できた企業がこの領域の勝者になるのかもしれない。

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