3Dプリンターでサグラダ・ファミリアの完成が早まる?

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スペインのバルセロナにある「サグラダ・ファミリア」は、誰もが知っている有名な教会でもあり、建築物でもある。バルセロナのシンボルでもあるこの建物は、1984年に世界遺産に登録された建築家アントニ・ガウディの未完の作品としても有名だ。1882年から開始された建築はいまだに続いており、着工から約130年経った現在でも建築作業は続いている。過去には完成までに300年はかかると言われていたが、スペインの経済成長や、様々な建築技術の進化によって、日々加速していると言われている。そして最近ではガウディの没後100周年にあたる2026年の完成を目指していることが発表された。300年もかかるといわれていたのに、2026年に完成するなら、150年で完成ということになる。日々の技術の進歩といっても、あの複雑な建造物の建築計画を300年から150年の半分にも縮めた原因は一体何なのか?
その技術的革新の理由の一つに3Dプリンティングがあるという。確かにあの複雑な形状を忠実に再現するには、3Dプリンターはうってつけの技術かと思われる。ただ、ガウディはサグラダファミリアの設計図を残していないと言われており、元となるデータはどのようにして起こされているのかは気になるところだ。もしサグラダファミリア全体の精緻な3Dプリンターデータが公開されたら、家庭用3Dプリンター等を用いて、一般家庭でサグラダファミリアが作れるようになるかもしれない。

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