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3DスキャナーDigitizerが国内で販売

家庭用3DプリンターMakerbot Replicatorを製造販売するMakerbot社が8月に製造販売を発表していた3Dスキャナー「Digitizer」の国内発売が発表された。国内で取り扱うのは、BRULEの日本法人。早いタイミングでMakerbot Replicatorを国内で取り扱っていたので、名前だけは知っている人も多いだろう。最近では秋葉原に様々な3Dプリンターを展示し試すことができるショップの運営等も行っている。12月から出荷を開始する予定で、直販価格は179,800円。アメリカ本国では10月から1,500ドルで発売される。日本円にすると、現時点での為替相場だと15万円弱。アメリカ本国のMakerbotStoreで購入するよりも3万円程高いが、輸入手続き等を考えるとBRULEから購入した方がトータルコストとしては良い場合もありそうだ。現在すでにBRULE者のWebサイトより予約を受け付けている。

スキャニングできるオブジェクトのサイズは、203×203mm(直径×高さ)。重量は最大3Kgまでの物が可能。130万画素のCMOSセンサーと、2つのラインレーザーでスキャニングを行い、約20万ポリゴンまでの3Dデータとして読み取ることができる。このスペックがどうなのかは、比較できる製品が無いと、どうなのかはまだ判断できないだろう。スキャニング速度が気になるところだ。付属のソフトウェアは「MakerWare for Digitizer」。こちらのソフトでスキャニングした3DデータをSTL形式で出力し、このSTLファイルを3Dプリンターに読み込み出力する流れだ。
・価格:179,800円(BRULEでの直販価格)
・精度:±2mm
・表面解像度:0.5mm
・本体サイズ:411×475×20.3mm(幅×奥×高)
・重量;約2.1kg
これでまた家庭でのモノづくりが一歩進化するかもしれない。一家に一台、家庭用3Dプリンターと、家庭用3Dスキャナーが普通に存在するような時代が来るのだろうか。