有名な絵画を3Dプリンターで複製

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3Dプリンティング技術は様々な分野での利用が活発になってきているが、絵画の複製で用いられているという。絵画を複製するには、2次元の平面プリントを創造するが、絵が好きな人はご存知かと思うが、実際の絵画は、油絵等の場合、絵の具の重なりや筆のタッチ等で立体的な厚みを持っている。それを忠実に3Dプリンティングで再現している「3D Scan and Print」というプロジェクトがある。
こちらは、実際にオランダのアムステルダム国立美術館で、レンブラントの絵を3Dスキャニングしている時の動画。スキャニングの際のレーザーを絵画にあてているが、絵画への影響は大丈夫なのだろうか?

そして、こちらの動画は、実際にスキャニングした絵画のデータを3Dプリンターで出力しているところ。この仕上がりを見ると、かなりの品質での出力のようです。今後よりフィラメント等の造形材の素材が改良されると、このような楽しみ方が家庭用3Dプリンターでもできるようになるかもしれませんね。それにはまずフルカラーの3Dプリンターが安価で家庭用市場に浸透することでしょうか。家庭用で楽しむなら、わざわざ絵画を3Dプリンターで出力しなくても、普通の2次元の平面プリンターでも良い気がしますが、例えば絵画だけではなく、その絵画が収められている額縁までも含めて3Dプリンターでプリントアウトできるようになれば面白いかもしれませんね。実際にルーブル等にある有名な絵画の額縁は、相当複雑な装飾が施されていて立体的なので。

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