カテゴリー別アーカイブ: 3Dプリンター 出力サービス

家庭用3Dプリンターでは出力できないような、高精細な造形物や金属等の様々な素材での出力が可能な、出力代行サービスを紹介します。

3DプリンターのテレビCM

もうみなさんもお気付きだと思うが、DMMが3DプリンティングサービスのテレビCMを始めた。ITサービス系のテレビCMといえば、数年前なら着メロ、ここ数年はGREEやDeNA等のソーシャルゲームやLINEアプリ。最近ならGoogleが継続的にテレビCMを流しており、楽天カードやアマゾンがキンドルのテレビCMを盛んにながしている。そしてついに3DプリンティングサービスのテレビCMが地上波のゴールデンタイムでじゃんじゃん流されるようになった。3Dプリンターブームも来るところまできたのかもしれない。
で、この3DプリンティングサービスのテレビCMを何気に見ているかもしれないが、莫大な費用をかけてテレビCMを流すということは、時代の背景やニーズをよみとり、綿密なコンセプトが練られて、メッセージ等が発せられているのかもしれない。そのメッセージには、3Dプリンティングの本質が込められてるかもしれない。では、ビートたけしさんは、あのテレビCMで何と言っているのか。

  • ものづくりが変わる編
    3Dプリンターだってよー
    頭で描いた物が形にできる
    ちょっといいよなー
    モノづくりが変わる。
    そういうこったー

どうでしょう、このメッセージをテキストに書き起こしてみた時、どのように感じますか?
「ちょっといいよなー」まさにそういうことかもしれない。ちょっといいのです。

  • 時代がおいついた編
    3Dプリンターだってよー
    あんたのアイデアを形にできる
    ようやく時代がおいついてきたぞー

時代がおいついてきたというのはまさにそうだろう。時代が追い付いてきた時、その将来はいったいどうなっているのだろうか?もしこのビートたけしさんのCMシリーズが続くのであれば、「3Dプリンター未来編」を作ってもらって、3Dプリンティングの未来を語ってほしい、とかおもってしまう。

武藤工業が3Dプリンター出力サービスを開始

4月に、イグアス社と同じタイミングで3Dプリンターの輸入販売業務を行う事を発表した武藤工業(MUTOH)が3Dプリンターを使用した出力サービスの事業化を発表した。武藤工業は3Dシステムズ社のCubeXの輸入販売を行うことは今年の4月に発表し、6月から販売しているもよう。CubeXのカートリッジは、18,000円/1Kg。馬鹿高い。で、その武藤工業が開始する3Dプリンター出力サービスは、最近DMMやRinkakが始めた、Shapewaysのビジネスモデルをまねたサービスモデルに近いかもしれない。販売代理店として取り扱っている、米3Dシステムズ社の「プロジェット3500」「プロジェット660」を用いて出力サービスを請け負う。対象顧客は、一般の個人ユーザーというよりは、建築や製造業、医療分野などの法人がターゲットになっているようだ。その点は、DMMやRinkakとは異なるかもしれない。
出力価格は、オブジェクトの大きさやデータの修正の有無により異なるが、データ修正のないフィギュアであれば3万円程度とのこと。フィギュアの出力だけで3万円というのは、個人ユースとしては、かなりのはハードルの高さかもしれない。やはりこの領域のブレイクスルーは、発注/受領の簡便化と、価格の低価格化がポイントかもしれない。3万円では個人はまず依頼しないだろう。数千円で出力できるビジネスモデルを構築できた企業がこの領域の勝者になるのかもしれない。