次々と新しい3Dプリンティングマシーンが登場する中、次は3Dプリンターと3Dスキャナーの機能を一体化した3Dプリンティングの複合機が登場しました。その名はZEUS(ゼウス)。キックスターターで1,100万円の支援金を集めたようです。ゼウス本体にはタッチパネルが取り付けられており、このパネルで3Dモデルを確認しながらプリントアウトします。3Dスキャニングにおいての一つの課題はデータ補正。細かな微調整等を手作業で補正しないといけません。しかしこのZEUSは3Dスキャナーに自動補正機能が付いているようで、手動での補正は不要でコンピュータが自動で補正修復してくれます。また複合機というコンセプトなだけに、面白い機能がFAX機能。実際にはFAXではないですが、ゼウスから別の箇所にあるZEUSにデータを送って、そのマシンで出力することもできます。例えば自分が持っているコップをゼウスでスキャニングして、そのデータを友達のゼウスに送って、友達のゼウスで3Dプリントしてしまうこともできます。
3Dスキャニング×データ送信×3Dプリント、この組み合わせは、色んな可能性がありそうです。ここまでできる複合機なら、それなりの価格になりがちですが、なんと値段は199,900円。Cubeが17万円、Desitizerが15万円と考えると、この2つの機能を兼ね備えた端末がこの価格というのは、非常に魅力的である。
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FABtotum:多機能な3Dプリンターが登場
3Dプリンターに続き、安価な3Dスキャナーが登場し始めているが、なんと3Dプリンターに、3Dスキャナー機能を兼ね備えた3Dプリンターが登場した。このプリンターは加えて、フライス版加工や立体彫刻機能まで兼ね備えた驚きの製品だ。「FABtotum」は現在Indiegogoで出資募っており、1099ドルで手に入れることができる。カラーはレッド/ブラック/ホワイト。FABtotumの特徴としては、全てオープンソースで公開されており、サードパーティー製の部品等を自由に使えて、機能を拡張できる。これまでにはなかった新しい概念の3Dプリンターだ。
多機能な割には、サイズもコンパクトなので、大きなスペースを割けない家庭用3Dプリンターとしては便利かもしれない。