3Dプリンターで作る3Dフィギュア写真館が福井にもオープン

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東京の表参道にオープンしたOMOTE3D写真館は、各種メディアにたくさん取り上げられるなど、大きなニュースになった。そんな3Dフィギュアを作ってくれる写真館が福井県にもオープンした。福井に登場した3D写真館「3D-FM」は、3D Feature Modelingの略。3Dプリンターで未来のモデルを創っていきたいという想いが込められている。また、福井メイド(Fukui Made)の意味もかかっているとのこと。これまで東京や大阪にオープンした3Dフィギュア写真館同様、ハンドスキャナで全身をスキャニングしデータ調整を行い、石膏式の3Dプリンターでフィギュアを出力する。納期は2か月程度。

・Sサイズ(約10cm):¥30,000
・Mサイズ(約15cm):¥48,000
・Lサイズ(約20cm):¥63,000
・LLサイズ(約25cm):¥100,000
・3Lサイズ(約30cm):¥159,000
※いずれも税別
fukuiどうしても現時点だとこのような価格となってしまうのだろうか。なかなか10万円払って3Dフィギュアを作るという人は、結婚式等の特別な時くらいしか検討できないだろう。イギリスでは数千円でフィギュアが作れるサービスをスーパーが始めたりしているが、今後技術の進化により、低価格化が進む事を祈りたい。
Shapeways等の出力代行サービスを使えば、3Dスキャナーと、データ処理技術さえあれば、誰でも比較的簡単に参入できるビジネスモデルではある。しかし、データ処理技術者が現在は不足しているようで、例えば結婚式でウェディングドレスを着た被写体の場合、ブーケやレース等の緻密で繊細な再現をデジタルデータで調整するには非常に高度な技術や時間を要するようだ。
平面プリント技術が発展してDTP環境等が整っていくのに併せて、Photoshop等を使いこなし、撮影したデータを調整するフォトショッパーが登場したように、今後は3Dデータを調整する職人がたくさん登場するのかもしれない。
このようにして町の写真館のように広がっていくのだろうか?

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