3Dスキャナー市場が熱い。マイクロソフトのキネクトを使って3Dスキャニングする方法は、これまでも様々な取組が行われ、例えばポータブル3Dスキャナーの製造販売を行うFARO社は、キネクトのモーションセンサー機能を活用し、3Dスキャナーとして利用できるアプリケーション「SCENECT」の無料提供等を行っている。そのようなキネクトの機能を活用して自分自身を3Dスキャニングし、3Dプリンターで出力してフィギュアを注文できるサービス「Shapify」が登場した。Shapifyはキネクトさえあれば、利用が可能だ。Shapifyでアプリをダウンロードして、Microsoftの「Kinect for Windows SDK」をインストールするするだけで準備は完了。KinectをPCに接続したら、あとはスキャニングするだけ。キネクトの配置位置等には工夫が必要だが、スキャニングしたいポーズをとり、自分自身が回転する。通常の3Dスキャナーだと、被写体は固定で3Dスキャナーが動くが、Shapifyの場合は逆に被写体が回転する必要がある。回転しながら45度毎に撮影するとデータが完成。このデータの出力価格が約6,000円。最近よくある「3Dスキャニング⇒フィギュア作成」のサービスが通常5万円程することを考えると、この価格は魅力的だろう。スキャニングのコツさえつかめれば、以外と高品質なフィギュアが作れるかもしれない。
キネクトを使って、自分で3Dスキャニング。スマホでの2013年のトレンドとして、自撮りが流行っているらしく、その行為をselfie(セルフィー)と言い、「Selfie」はオックスフォード辞典の「2013年の単語」として選ばれたほどだ。それのもっと先を行く自撮りフィギュア。この行為を「Selfigure」と名付けてみたい。Selfigure=自撮りフィギュア。2014年にもしバズれば、この語彙の発案者は、3D CAD DATA.COMということでどうかよろしくお願いいたします。