低価格家庭用3Dスキャナー「Sense」が登場

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家庭用3DプリンターCubeの製造販売等で有名な3D Systems社が、家庭用の3Dスキャナー「Sense 3D scanner」の発売を開始した。ここ最近家庭用の低価格な3Dスキャナーの登場が続いている。CADの技術が無いユーザーには、3Dスキャナーは新たな3Dプリンティングの楽しみ方を提案してくれるプロダクトかもしれない。これまでもハンディータイプの3Dスキャナーや、デスクトップ型の3Dスキャナー等は存在していたが、やはり価格が高かった。今年に入ってから、IndieGoGoで出資を募ったPhotonが低価格化の先陣を切って登場し、それに続くように3Dスキャナーの登場が相次いでいる。
3Dプリンティング市場での2大勢力において、3D Systems社のライバルにあたるStratasysは今年メーカーボット社を買収して、そのメーカーボット社は家庭用3Dスキャナー「Digitizer」を約14万円で市場に投入している。家庭用3Dプリンター市場においては、カードリッジ戦略の評判が悪く苦戦している3D Systems陣営は、3Dスキャナー市場においては、猛攻をかけてきた。それはなんといっても4万円という低価格。Digitizerがデスクトップの据え置き型に対して、3D Systemsはハンディータイプとなっている。3Dプリンティング市場の低価格化は目覚ましいものがあるが、ここしばらくはこの市場の盛り上がりは続いていきそうだ。

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