3DプリンターSCOOVOに新色が登場

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欧米勢に市場を席巻されている3Dプリンター市場であるが、そこに果敢に挑んでいる国内の家庭用3Dプリンター、Scoovo。販売当初は、様々なトラブルや顧客対応等で若干炎上していたがその後は市場のニーズ等を確実に読み取り、ユーザーフレンドリーな3Dプリンターを投入している。それに対して、着実に市場から評価を得ているのかもしれない。家庭用3Dプリンターの価値としては、やはりコンパクトなスペースで簡単に使うことができる使いやすさだろう。その点では3D SystemsのCubeが一歩リードしているが、Cubeの難点はフィラメントが非常に高いということだ。コストパフォーマンスが非常に悪い。そこに真正面から切り込んだのがScoovoだ。Cubeとは同様の市場セグメントをターゲットとしながらも、Cubeと比較した時に、フィラメントの安さによるコストパフォーマンスの高さを売りにしている。この訴求はじわじわとではあるが、コンシューマーにも評価され始めており、現時点でScoovoを購入しようとしても、すぐには手に入らない程の人気のようだ。そんなScoovoが新色を発表した。これまで「SCOOVO C170」は、ホームページからの直販のみであったが、9月から大手量販店のオンラインストアでの取り扱いも開始した。既に池袋のヤマダ電機でも店頭販売されており、10月中にはビックカメラグループでの店頭販売も開始される予定だ。今回発表された新色は量販店限定の赤色と青色。家庭用3Dプリンターは、自宅に設置するため、デザインやカラー等は、インテリアの要素としてもこだわりたいもの。そう考えると、今回の新しいカラーラインナップは、Scoovoをより勢い付けるものだろう。また、これまでは利用可能なフィラメントが直販のみであったが、ビックカメラなどの量販店でも購入可能となる。その他、Scoovoの消耗品でもああるベッド用のマスキングテープや、ホットノズル等も取り扱う。このように国産メーカーの3Dプリンターが、国内の大手量販店でどんどん扱われていくことによって、家庭用3Dプリンター市場が発展していくことを楽しみにしたい。

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