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国産の3DプリンターMOTHMACH 3DP222

京都のS.ラボ有限会社が製造販売する国産の家庭用3D「MOTHMACH 3DP222」。樹脂加工機とCNC工作機製造で培った技術を生かして生まれた3Dプリンターは、造形サイズ20cm×20cm×20cmと、家庭用の3Dプリンターとしては比較的大き目。受注後、発送までには1か月程度かかるもよう。値段は115,000円と、CubeやSCOOVOと比較してもかなり安い。カラーは5色で、設計/製造共に全て日本国内で行っている。もちろん日本語マニュアルも用意されており、出力ソフト「Repetier-Host」もウェブ上で無料で提供されている。・出力方式:FDP(樹脂溶融押出積層式)
・最大造形サイズ:20cm×20cm×20cm
・本体サイズ:370mm×495mm×362mm
・フィラメント:ABS/PLA(1.75mm)
・積層ピッチ:0.1mm

国産の家庭用3DプリンターDS1000

スマイルリンクとディビジョンエンジニアリングが共同で企画開発した国産の家庭用3Dプリンター「DS1000」が11月から発売される。スマイルリンクは、スマートフォン用のアクセサリやタブレット用のアクセサリ等を企画製造販売する事業を行っている。ディビジョンエンジニアリングは、製造業向けソフトウェア開発やCAD/CAM/CAEの実務サービスの事業を展開している。そんな2社が共同で開発した国産の家庭用3Dプリンター「DS1000」。国内初の本格的な家庭用3Dプリンターと言えば、SCOOVO(スクーボ)が有名だが、これに続くことができるか。価格帯等もSCOOVOやCUBE等と近く、製品コンセプトも似通っており、ターゲットとするユーザー層も近いのかもしれない。国産家庭用3Dプリンターでうれしいのは、日本語マニュアルや、日本語ソフトウェア、アフターサポート。またネット上にコミュニティ・サイトを作成して情報共有をするなどのサービスも充実している。利用可能な造形素材は、PLA/ABS/ナイロン。
積層ピッチは0.05mm~0.35mmと、Cube等と比較しても高精細なところはうれしい。SCOOVOやDS1000に続く、日本人にとって使い勝手のよい、国産の家庭用3Dプリンターが今後もどんどん登場することを期待したい。
ds1000
■基本スペック
・積層ピッチ:0.05mm~0.35mm
・最大造形サイズ:105×105×105mm(幅×奥×高)
・フィラメント:PLA/ABS/ナイロン
・対応データフォーマット:STL
・価格:175,000円
・寸法:270mm×280mm×255mm(幅×奥×高)
・重量:約5kg

SCOOVOの評価

国産初の家庭用3DプリンターSCOOVO。現行品はSCOOVO c170。手ごろな価格とサイズで人気の製品だ。 8月に1次生産分が発売された時は不具合等により多少炎上したりはしたが、その後は紳士的な対応で、仕様変更や無償でのアップグレードを行っており、サービスの品質自体も良くなっていると思われる。 これからSCOOVOを買おうか検討している人、既にSCOOVOを持っている人、 そんな人が気になるのが、実際にSCOOVOを使ってるユーザーの声。 SCOOVOでモノづくりに勤しんでいるユーザーさんのブログを集めてみました。

3DプリンターSCOOVOに新色が登場

欧米勢に市場を席巻されている3Dプリンター市場であるが、そこに果敢に挑んでいる国内の家庭用3Dプリンター、Scoovo。販売当初は、様々なトラブルや顧客対応等で若干炎上していたがその後は市場のニーズ等を確実に読み取り、ユーザーフレンドリーな3Dプリンターを投入している。それに対して、着実に市場から評価を得ているのかもしれない。家庭用3Dプリンターの価値としては、やはりコンパクトなスペースで簡単に使うことができる使いやすさだろう。その点では3D SystemsのCubeが一歩リードしているが、Cubeの難点はフィラメントが非常に高いということだ。コストパフォーマンスが非常に悪い。そこに真正面から切り込んだのがScoovoだ。Cubeとは同様の市場セグメントをターゲットとしながらも、Cubeと比較した時に、フィラメントの安さによるコストパフォーマンスの高さを売りにしている。この訴求はじわじわとではあるが、コンシューマーにも評価され始めており、現時点でScoovoを購入しようとしても、すぐには手に入らない程の人気のようだ。そんなScoovoが新色を発表した。これまで「SCOOVO C170」は、ホームページからの直販のみであったが、9月から大手量販店のオンラインストアでの取り扱いも開始した。既に池袋のヤマダ電機でも店頭販売されており、10月中にはビックカメラグループでの店頭販売も開始される予定だ。今回発表された新色は量販店限定の赤色と青色。家庭用3Dプリンターは、自宅に設置するため、デザインやカラー等は、インテリアの要素としてもこだわりたいもの。そう考えると、今回の新しいカラーラインナップは、Scoovoをより勢い付けるものだろう。また、これまでは利用可能なフィラメントが直販のみであったが、ビックカメラなどの量販店でも購入可能となる。その他、Scoovoの消耗品でもああるベッド用のマスキングテープや、ホットノズル等も取り扱う。このように国産メーカーの3Dプリンターが、国内の大手量販店でどんどん扱われていくことによって、家庭用3Dプリンター市場が発展していくことを楽しみにしたい。

日本製の3Dプリンター:SCOOVO(スクーボ)C170

株式会社オープンキューブが国産の3Dプリンター「SCOOVO C170」の発売を発表した。オープンキューブ社というと、ポイントサイトのお財布.com等のインターネットサービスを提供する会社をご存知の方も多いかと思うが、今回のオープンキューブ社は、全くの別会社で2008年7月に設立された3次元工作機器の企画製造販売を行う会社。国産3Dプリンターといえば、ホットプロシードやルナヴァースト等がこれまでは有名であったが、今後このような国産メーカーのさらなる参入を期待したい。
積層ピッチ100μ(0.1mm)、最大造形サイズは175×150×150㎜(高さ×幅×奥行き)となっており、気になる価格は¥税込189,000円となっている。価格帯的には、Cube等と競合する物となる。国産プリンターのうれしいところとしては、日本語ソフトウェアと日本語マニュアル、アフターサポート等ではないだろうか。まだ不安定な市場であるだけに、故障や分からない事等が日本語のサポートで受けれることは評価したい。
SCOOVOは非加熱式ベッドを採用しており、低消費電力もうりにしている。利用可能なフィラメントはPLA。日本語のソフトウェア「SCOOVO Studio」と日本語の取扱説明書が付属。オープンキューブ社のスタッフによって設計され、国内の製造工場で生産されている。また、1年間無償サポートは他社メーカーと比較してもうれしいサービスだ。
・価格:税込¥189,000
・フィラメント:純正PLA。1kgロール税込¥4,200
・発売予定日:2013年7月29日
・販売店:オープンキューブ オンラインストア http://www.open-cube.co.jp/store
*オンラインストアの公開開始は7月19日予定。

14万円台の国産3Dプリンター「CellP」

燃料の販売/配達やインターネットプロバイダ事業、デジタルコンテンツ事業を行う岡田商店は、6月12日、14万円台の3Dプリンター「CellP 3Dプリンター組立キット」の受注開始を発表した。「CellP」とは、CellP projectのメンバーが開発を進めるオープンソースのRepRapプロジェクトから派生した3Dプリンター。CellPはオープンソースの3Dプリンター。

・積層ピッチ:0.1mm
・プリント可能最大エリア:横200mm×奥行き180mm×高さ180mm
・本体サイズ:幅400mm×奥行き400mm×高さ418mm(電源ユニット部分を除く)
キットを組立てた完成形で発送する「CellP 組立調整サービス」を3万5000円で提供している。
本体価格は14万7000円だが、6月25日までに注文された先着50セットは9万8000円で販売される。