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家庭用3DプリンターではABSやPLAのプラスチック素材での造形が主になります。しかしアクセサリー等を作りたい場合は、金属の造形物を出力したいと思います。金属が出力できる出力代行サービスの紹介や、最近登場し始めた、金属が出力できる家庭用3Dプリンターについて紹介します。

金属を造形できる家庭用3Dプリンターが75,000円で登場

3Dプリンターで造形される物の一つに、アクセサリーがある。アクセサリーだと、材質は金属の物をイメージするが、現状の家庭用3Dプリンターでは金属の出力は困難で、ABSやPLAのプラスチック素材が主な物となっている。もし金属でアクセサリーなどを出力したいのなら、ShapewaysやDMM等の出力代行サービスを使うしかなかった。しかし、金属を材料にして造型できる家庭用の3Dプリンター0がIndie GoGoに登場した。金属出力が可能となると、高価になるのでは?と気になるところだが、価格は75,000円。MiniMetalMaker
MiniMetalMaker(ミニ・メタルメーカー)と名付けられたこの家庭用3Dプリンターは、メタルクレーと呼ばれる金属を素材として利用する。使える金属素材は、シルバーや真鍮、ブロンズやスチール等、種類も多い。金属製品やアクセサリーの製造方法は様々な物があるが、3Dプリンターでアクセサリーを作るという方法は、今後一つの手法として確立するかもしれない。組み立てキットは75,000円。完成品だと10万円となっている。

3Dプリンターで金メッキのアクセサリー

登録された3DのCADデータを、好みの出力素材を選択して、自宅に送ってもらうサービスを提供しているShapewaysはみなさんもご存じかと思う。最近日本国内でも、同様のサービスがいくつか生まれ始めている。最近ではDMMが始めたサービスや、Rinkaku等が有名だ。そんなShapewaysが、出力できる素材の種類をどんどん増やしていっている。このオブジェクト、プラスチックじゃなくて、もっと色んな素材で出力できればいいのになー、とか思うことは多い。特にアクセサリー等は、やはりプラスチックだとどうしても微妙な感じになる。
今回Shapewaysが対応した素材は、なんと金メッキ。素材はブラスで黄銅になる。ブラスとは(brass)、銅Cuと亜鉛Znの合金で、亜鉛が20%以上のものをいう。真鍮(しんちゅう)という呼称は聞いたことがある人も多いと思う。そのブラスの上から金メッキを塗るという成形で造形されているようだ。
価格は若干高め。1立方センチメートルあたり35ドル。このドクロのアクセサリーは、造形サイズにもよるが、Shapewaysでは$290の値段で販売されている。日本円だとおよそ3万円弱。ちょっと高いかな?
ただ、CADデータさえあれば、高品質なアクセサリーが簡単に作成できるのは、革新的なことかもしれない。