家庭用CNCマシン:Handibot

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CNCとは、コンピュータ数値制御(Computer Numerical Control)の略称で、機械工作において工具等の移動量や移動速度などをコンピュータで制御して部品やパーツ等を切り出して作る方法の事。複雑なデザインであっても、コンピュータで制御することにより、同じ物を複数繰り返して作成したり、複雑な形状も精緻なレベルで作り出すことができる。最近では3Dプリンターの注目により、モノづくりブームが到来しており、CNCという言葉もよく聞くようになった。ただ、さすがにCNCマシンは、まだまだ高価な物であり、3Dプリンターのように、家庭用にまで普及するものではない、と考えるのが普通だろう。
だがしかし、アメリカのノースカロライナ州にあるCNCメーカーが、デスクトップパソコンと同じくらいの大きさのポータブルCNCマシンを作ってしまった。その名は「Handibot」。通常のCNCマシン同様、切断/穴開け/加工/彫刻等の作業もできるのにもかかわらず、コンパクトサイズなので、持ち運びもできてしまう優れもの。このCNCマシンとパソコンをつないで、専用ソフトウェアで操作を制御する。まさに家庭用CNCマシンといったところか。

こちらの製品は、Kickstarterで支援を募集しており、1250万万円の目標額を大きく上回る3,500万円が集まったようだ。
さすがDIY大国アメリカ。このような製品を作り出す人もいれば、このような製品を欲しがる人も沢山いて、キックスターター等で出資を募れば、あっというまに数千万円集まってしまうところがすごい。
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