昨年キックスターターに登場した3Dペンの3Doodlerは2億3千万円の支援金を集めて大注目を集めました。その後3Doodlerに続けと、いくつもの3Dペンが登場しています。
しかしいずれもデザインが優れておらず、ペンの太さや重さ等いくつもの課題があり、“ペン”と言うには少し無理があるような大きさでした。空間上に絵を描くようにして使う3Dペンは、長時間使い続けると手が疲れたり痙攣したりするくらいの負担がかかります。特に精細なデザインをする場合には、細かくペン先をコントロールする必要がありますが、重くて太いとそれも困難なことは想像に難くないと思います。2次元の絵を描く時、書道をする時、もしその時に使う筆が太くて重いと大変ですよね。![3d pen lix](https://www.3d-caddata.com/news/wp-content/uploads/2014/03/lix4.png)
それらの課題を解決しようと、人間工学に基づいたデザイン性の高い3DペンがLIXです。アルミのボディで洗練されたデザインとなっており、LED等もいい感じで配置されています。これなら机の上のペン立てにさしておくこともできますし、インテリアとしてもかっこいいですよね。実際には140ドル(14,000円)で販売される予定ですが、その前にキックスターターに登場して、70ドル(7,000円)で支援金を募るようです。![3d pen lix](https://www.3d-caddata.com/news/wp-content/uploads/2014/03/lix3.png)
LIXを開発したのは、Delphine Eloise Wood / Anton Suvorov / Ismail Baranによって今年設立されたイギリスのスタートアップ。彼らは芸術と技術(芸術工学)のバックグラウンドをもっているとのことで、このような優れたプロダクトを生み出せるということに納得です。
このように3Dプリンティングの市場が成長していくにつれて、スペックや機能性だけではなく、今後は製品(プロダクト)のデザイン性等も重要な要素になってくるのかと思われます。
![3d pen LIX](https://www.3d-caddata.com/news/wp-content/uploads/2014/03/LIX.png)