顔写真一枚で3Dプリンターで出力できる3Dデータが作れるサービス「Vizago」

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3Dプリンターの人気に伴い、専門的な3D CADの技術がなくても比較的簡単に3Dデータを作ることができる様々なサービスが登場しはじめています。しかし簡単に3Dデータが作れるサービスでは、簡易的な3Dデータにとどまり、私たちがイメージしているような高精細なフィギュアデータを作ったりするのはまだまだそう簡単ではありません。しかし、なんと顔写真1枚で顔(頭部)の3Dデータが簡単に作ることができるサービスがあることをご存知でしょうか?
Vizagoは1枚の会写真から3Dの面を作成して、3Dデータを作成することができます。この写真から3Dデータを作るモーフィング技術の特許もVizagoは取得しているようです。ではいったいどのようにして1枚の写真から3Dデータを作成するのでしょうか?
データの作成はWeb上で行うことができます。サービス登録後、真正面を向いた顔写真を1枚用意します。この顔写真をアップロードし、その後性別を選択。次にそのアップロードした顔写真に、鼻の右端/鼻の左端/鼻の中央/右耳下/左耳下/右目尻/左目尻/口の右端/口の左端/右顎/左顎/顎先にポイントを打っていきます。一昔前に顔写真の合成サービス等がありましたが、それらのサービスでもこのように顔のポイントを打っていく作業はあったので、ご存知の方は多いと思います。これだけで3Dモデルのデータ生成がはじまり数分で完成します。髪の毛は生成されないのでスキンヘッドになりますが、写真からデータをおこしているだけあって、かなりリアルな仕上りです。髪の毛や髭等はCGの世界でもこれまでそうであったように、やはり3Dデータにするのはそれなりに困難なようです。スキンヘッドな3Dデータに髪や髭を重ね合わせて完成です。
このテクノロジーでヘアスタイルのシュミレーションや、洋服のフィッティング等への活用をイメージしているようです。こちらのWEBサービス上で作成した3DデータはOBJファイルになり、そのデータをダウンロードするにはプロモーションキーが必要になります。メールでvizagoへ問い合わせたら、プロモーションキーをもらえるようです。3D化したデータは、アバターや3D空間等のバーチャル空間に登場させることなどを想定したサービスのようですが、最近では3Dプリンターの隆盛に伴い、バーチャル空間よりも実空間にフィギュア等として出力したいというニーズの方が多そうですね。

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