カテゴリー別アーカイブ: 3Dプリンター サービス

3Dプリンティング技術を活用した様々なサービスを紹介。コワーキングスペースや、3Dプリンターが使える施設等も紹介。

3Dプリンターで年賀状

プリントゴッコが大流行したように、3Dプリンターで作る年賀状が大流行するかもしれない。いや、しないかも。ティービー株式会社(愛知県名古屋市)はが3Dプリンター年賀状というものを提案している。ティービーは、年賀状のプリントサービスを提供している名古屋の会社。その年賀状プリントサービスに、3Dプリンター年賀状のコーナーを開設した。家庭用としてプリンターが一般家庭に普及した要因の一つとして、年賀状という普及に大きく貢献した。その再来が3Dプリンターで来るのか?いや来ないだろう。。nengaしかし、2013年の家庭用3Dプリンター元年において、年賀状を3Dプリンターで印刷するというのは面白いかもしれない。でも大量に来たら、収納が大変かも。ティービーは、馬をモチーフにした3DCADデータ等18点を無料で公開している。迷路の3Dデータもあるが、迷路が年賀状と何の関係があるのかは不明だ。干支の十二支を、3Dプリンターのオブジェクトとして全て集めたりするのは面白いかも。

3Dプリンターで作るカメラのレンズカバー

オランダのデザインスタジオVan Alles Wat Ontwerpが、家庭用の3Dプリンターを用いて、一眼レフカメラのレンズがバーをデザイン/出力して販売している。現在4つのデザインが提供されており、2000円程度の価格となっている。デザインと色を選んだら、カメラのレンズを選ぶだけ。対応レンズは今のところCanonとNIKONの数種類のみ。注文を受けてから、実際に3Dプリンターで出力して発送しているのだろうか。となれば完全な受注生産性ということか。
Van Alles Wat Ontwerpのflickrアカウントを見ると、レンズカバー以外にも、3Dプリンターで作成した様々な製品が紹介されている。いずれも非常にデザイン性が高く、お金を払ってでも欲しい物もいくつかある。特別に高価なハイエンド3Dプリンターを使っているわけではなく、家庭用3Dプリンターでもこれだけ魅力的な製品を作れるというのはやはりデザイン等のソフトパワーが重要ということか。Kapsones

Minecraftで作った物を3Dプリンターで出力

ゲームと3Dプリンターのコラボレーションは、ここ最近様々な取組が行われている。最近話題になったものは、ファイナルファンタジーVIIのキャラクターを3Dプリンターでフィギュアにできるサービス。いきなり人間のフィギュアを作るよりも、愛着の沸いたゲームキャラを3Dプリンターでフィギュアにする方がニーズとしてはあるのかもしれない。今回紹介するのは、Minecraftで作ったモデルをMinewaysを使って切り取り、3Dプリンター出力サービスに送ってフィギュアを作るサービス。出力代行サービスとしては、Shapewaysを用いているらしい。
Minecraftゲームで作った物を、3Dプリンターでリアルな世界に出力するというのは、一つのビジネスモデルとしてありなのかもしれない。例えば、最近大人気のスマートフォンゲーム、クラッシュ オブ クランズや、パズドラのキャラが3Dプリンターで出力できるのなら、多少値がはっても購入する人は多いだろう。私自身もクラッシュ オブ クランズをやっているが、時間をかけて大切に育てた自分の要塞が、3Dプリンターで出力されてジオラマになるのなら、ぜひとも購入してみたい。スマホのソーシャルゲームは何百日とかけて、数十万円もかける人がいる。そのようにして作った街等を、デジタルの世界だけにとどめておくのではなく、それがリアルなジオラマになって、1万円程度で作れるなら、これは絶対ニーズがあると思われる。誰かやってくれないかなー。自分でやろうかな。このサービス。

3Dプリンターでカスタマイズできるメガネ「PROTOS」

最近ではOh My Glasses等、ネットでメガネを購入できるサービスも登場し始めているが、めがね購入においてのポイントは、やはりそのメガネがぴたりフィットするかは大きなポイントだろう。実際の顔等の形状にぴったりあったメガネを手に入れるには実際の店頭等に出向いて、実際にかけてみて、実際に鏡などで確認してみないとそのメガネが自分ににあっているのか、ぴったりフィットしているのかは確認することはできない。そんな課題を3Dプリンターで解決しようとしているのが、PROTOS。PROTOSでは24種類のメガネのフレームの中から好きなデザインを選び、それをユーザーの顔の形等に合わせて、ぴったりのフレームにカスタマイズしてくれる。方法は、Webカメラで自分の正面の顔と横からの写真を2つ用意してそれを送るだけ(簡単な質問もある)。
それらのデータを元に、そのユーザーの顔にぴったりの形状に調整されたメガネが3Dプリンターを用いて作られる。現状、フレームカラーは黒色の1色のみだが、今後は様々な色が登場するだろう。Protos-Eyewearメガネを買ってみたけど、顔にフィットしない、等の経験は誰にもあるだろう。あと気になるのはかけ心地。かけ心地ばかりは、実際に手元に届いたメガネで試すしかないのかもしれないが、3Dプリンターを用いたサービスとしては面白い物かもしれない。価格は20,000円。これを高いと思うか安いと思うかは、実際に試してみないと分からない。レイバンのアビエイターとか、なかなか日本人の顔の形状には似合わないが、もしこのサービスで自分の顔にぴったりなアビエイターが手に入るのなら、是非とも購入してみたいと思う。Ray-banのAviatorのデザインをそのままこのサービスで提供するわけにもいかないので、やはりRay-ban自身がこういうサービスを始めたりしたら面白いのかもしれない。復刻版等、個々のニーズに応じた製品等を提供するのに、3Dプリンターは相性が良いかもしれない。

3Dプリントショップ「Office24 Studio」がオープン

ネットワーク事業/IT事業/サービス・サポート事業/金融・不動産事業を行う株式会社オフィス24が3Dプリントサービスの専門店「Office24 Studio(オフィス24スタジオ)」を新宿にオープンした。当スタジオでは、3Dプリンターでの出力以外にも、3Dスキャンやカッティングも可能で、フルカラーで出力できる3Dプリンターも設置している。利用方法は、ユーザーがデータを店頭に持参してスタッフが出力してくれる「3Dプリント フルサービス」と、3Dプリンタなどの機器を一定時間貸し出して来訪したユーザーが直接出力する「3Dプリント セルフサービス」の2つ。
Office24-Studio2■導入機器
3D Systems Projet HD3500MAX
3D Systems Projet 650pro
・Data Design Artec 3D Eva
3D Systems CubeX Duo/Trio
・Rolamd DG LPX-60DS
・Laser System Universal VLS3.6

■Office24 Studio(オフィス24 スタジオ)
・住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-11-1宝塚大学東京新宿キャンパス1階
・電話:0120-766-024
・FAX:0120-767-024
・WEB:http://www.office24studio.jp/

3Dプリンター特化型クラウドソーシング「CowFab」

海外ではoDesk、国内ではランサーズやクラウドワークス等で活気づいているクラウドソーシングサービスだが、3Dプリンティングに特化したクラウドソーシングサービスが登場した。3Dプリンターで出力したいデータをサイトにアップロードすると複数の3Dプリント業者から出力するための費用見積もりが提示される。取引額の5%がCowFabの手数料として発生するビジネスモデルだ。
聞くところによると、国内で工業製品向けのハイスペックな3Dプリンターを保有している企業でも、常にそのプリンターは稼働している訳ではなく、個別に出力を請け負ったりもしている場合があるようだ。最先端の高額な3Dプリンターを保有していても、稼働せずに休眠状態にあるのであれば、自社製品のプロトタイプ作成だけではなく、このような外部からの受注を個別に受けて3Dプリンターを稼働させるのも有りなのかもしれない。国内でも似たようなサービスが最近はじまっているので、今後は3Dプリンターを持っていない人でも、データさえあれば3Dプリンティングを気軽にためしめるようになるかもしれない。

3Dプリンターを体験できるコワーキングカフェが札幌に登場

3Dプリンターには興味があるけど、実際に今すぐに買いたいかというと、まだそれなりに高価な物でもあるため、多くの人がすぐにでも買える物ではないだろう。そんな人たちの為のスペースが、3Dプリンターを体験できるコワーキングスペースだ。コワーキングスペースとは、事務所や会議室、打ち合わせ等のスペースを共有しながら独立した仕事を行う事ができる共用のワーキングスペース。そんな3Dプリンターを体験できるコワーキングスペースがついに札幌にも登場した。土曜日限定ではあるが、「札幌ものづくりオフィス&カフェ SHARE」。10月12日から毎週土曜日限定で3Dプリンターが体験できるカフェを開始した。
クリエイターの創作活動を支援する場として今年の3月にオープンした同施設は昨今の3Dプリンティングブームもあり、土曜日限定で当プロジェクトを開始した。またアクセサリー等の製造企画等を行う札幌立体データサービスの田村社長の参画もあり、北海道のモノづくりムーブメントを盛り上げていくようだ。
今から15年ほど前、ちょうどインターネットが登場した当時は、インターネットができる環境を誰もが持っていた訳ではなく、ネット環境が整った中小企業のオフィス等を、土日はインターネットができるカフェとして一般ユーザーに解放していたような時代があったと思う。まさにそれに近いかもしれない。となると、インターネットがその後一般家庭に広く普及していったように、3Dプリンティングも一般家庭に普及していくのかもしれない。

■札幌ものづくりオフィス&カフェSHARE
・住所:札幌市中央区北2東1
・TEL:050-3506-3697
・営業日:毎週土曜限定/10時~19時。

3Dプリントを自動販売機で

CADデータはあるけど、出力する3Dプリンターを持っていない。そんな人におすすめのサービスかもしれない。自動販売機のような使い勝手で、手軽に数百円で3Dプリンティングをすることができる。この3Dプリンタ自動販売機を開発したのは、カリフォルニア大学バークレー校の学生。実際に同校のエチェベリ・ホール3階に設置されているようです。現時点では3Dプリンタの素材となるフィラメントは金額的にもまだ高く、出力サイズにもよりますが、通常なら1回のプリントアウトで約1500円程度のコストがかかります。しかしこのDreamBoxなら1回2ドルで印刷できます。3Dプリンタを購入前に試したい人には、ぴったりのサービス。実際にDreamboxで用いられている3Dプリンターは、Makerbot社の初代Replicator。自動販売機でReplicator2X等、最新のプリンタを選択できたりするともっと便利かもしれません。