MakerBot社をStratasys社が買収

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米国時間の6/19、工業用の3Dプリンターの最大手、Stratasysが、MakerbotReplicator等の生産販売を行うMakerBot社を買収したと発表した。買収額は日本円で約430億円。MakerBot社は、2009年に創業。Replicatorシリーズはこれまでに累計で約22,000台を販売してきた。Stratasys社は、33年以上にわたり、ラピッドプロトタイピングの業界でのリーダー的企業であり、1,000万円以上もする産業用3Dプリンターの製造/販売を行ってきた。近年ではイスラエルのObjet社との合併を行うなど、3Dプリンティング市場において、積極的な事業展開を行っている。今回のMakerBot社買収は、近年市場が広がりつつあるコンシューマー向け3Dプリンター市場においても積極的な事業展開を行っていくことの表れだろう。コンシューマー市場向けにCubeを展開する3DSystems社と、今回のMakerBot社を買収してコンシューマー市場に乗り込んできたStratasys社の、この2社が当面3Dプリンティング市場を席巻していくことだろう。日本のメーカー等の活躍も期待したい。

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