頭の中にイメージした物を3Dプリンターで出力

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頭の中に思い描いたイメージ等を、3Dプリンターでプリントアウトする。はたしてそんなことができるのだろうか?最近は、necomimiやEPOC neuroheadset等、脳波を読み取り何等かの形で出力するガジェットが注目されている。そんなガジェットと3Dプリンターを組み合わせた時に、どのようなことができるのか。ジョージ・ラコウスキーが代表を務めるクリエイティブ集団「Thinker Thing」はEPOC neuroheadsetと既存の家庭用3Dプリンターを組み合わせて、脳波を検知することにより、頭の中に想像した物を3Dプリンターでプリントアウトするというアートプロジェクトを行っている。Emotiv社のEPOC neuroheadset(BCIヘッドセット)を使って、脳波のインパルスを読み取り、それをPCに送って、最終的には3Dプリンターで出力する。実際に頭の中に描いた形状がそのまま忠実に3Dプリンターで出力されるという訳ではなさそうだ。EPOC-neuroheadset人それぞれのその時々の脳波はユニークな物である為、その脳波のデータをオリジナルデータに変換して、それが3Dモデリングされるようだ。実際に自分が頭の中でイメージしたものがどのような形状で出力されるか、非常に興味があるが、実際に頭の中で思い描いた形状ではないのがちょっと残念。この発想なら、例えばユニークなライフログ等を特定のデータに変換してそのデータを3Dプリンターで出力する事等、なんでもできそうだ。まず人は何か物を作る時に、紙に描いたり、またはCGソフトで形にしたりするのかもしれないが、その工程の前には必ず頭の中で自身が形にしたい物を思い描くと思う。もしその頭の中のイメージが、そのまま3Dプリンター等で形にできるなら、それはすごい未来になりそうだ。

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